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ベンチャー企業をめざし 社長になりたい方へ
経営者を志す者には、しっかりとした考え方と信念が必要である。今まで歩んできた豊富な知識や経験と上をゆく人間として理想に燃えた哲学を兼ね備えてこそ、経営者と呼ばれる。
しかし、20〜30才代の経験では、リーダーシップ、金銭感覚、人間関係、感性、洞察力、決断力等は、どれをとっても未熟で危なっかしく物足りないものである。特にベンチャー企業の経営者ともなると、部下や家族はただただ悩まされ不安な日々を送ることになる。過去の独立経営者達は、右肩上がりの日本経済の中で無我夢中で突っ走れば、なんとか青空を見ることができた。
しかし、今は違う。バブル経済が破綻しマイナス成長の中、大手企業や銀行までもが倒産し、何が正義なのかがわからない不透明の世の中だ。
今こそ自然の原理原則を学び、その中で創造し育成・活用し破壊する。そこで宇宙的サイクルから明るい光を見つけた者だけが勝ち残れるのだ。
「若者には新鮮で斬新な創造性を多く持っていて、期待できる」と言う方もいるが、基礎がないのに家は建たぬ、たまたま良いアイデアがでても、長続きしないケースが目立つ。
独立経営の安定継続を実現させるためには、括弧たる基礎が重要である。経営システム、経営理念、経営の目的等明確に組織され流行に惑わされず不動なものでなければ、成功はありえない。
最近の若者の傾向としては、友達の集団の中で遊ぶことが当たり前になり、孤独の中で自分を磨くことが非常に少ない。そうしたことが、ギリギリの選択の中でその状態を瞬時に分析し判断して行くことを難しくさせているのだ。
それでも一般人として生活をしていければ、それはそれでよい。この国が将来に渡り世界で繁栄していくためには、若者個人の投資とチャレンジ精神で企業を起こし、雇用を生み出し、社員を抱え、給料を支給していくことが必要だ。それが社会貢献なのだ。
しかし、私にはそのような若者がだんだん少なくなってきているように思える。先人が作った檻の中で安住の地を見つけようとする若者が多い。私はそのように両親や周囲の人から与えられ育ってきた若者たちの中から、行動力の優れた若者に戦略的な経営システを構築・提供し、ベンチャー企業の独立経営者になってもらいたくて立ち上がるのだ。
一般人の中から特別に選ばれた若者にチャンスを与え、人生の成功者になってもらいたいと思う。
今後、海外の企業が日本進出を図り、どんどんと押し寄せてくるだろう。その時に備え競争力を身につけ、打ち勝てるベンチャー企業を育て上げてゆくことを、私は天命とします。
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